ジュウドウズで一番謎なシーン

   

こんにちは。国府町怒児(こうまちぬんじ)と申します。

皆さんはジュウドウズという漫画をご存知でしょうか。
ジュウドウズとは、2014年から2015年まで週刊少年ジャンプで連載していたバトル漫画です。
主人公の柳華(やなぎはな)が、八破羅村で開催される「柔道頭(ジュウドウズ)」という最強を決めるイベントに臨むというストーリーになっています。
全3巻です。
あえなく打ち切りに遭ったものの、ネット上の掲示板では惜しむ声も一定数あった作品です。
好みは分かれるかもしれませんが、私は好きでした。
強い奴の余裕みたいなのを描くのが上手いんですよね。

そんなジュウドウズで、強烈な印象を残した謎シーンがあります。
今回はそれについて掘り下げてみます。
足払いの使い手、斗賀歩武(とがあゆむ)がジュウドウズに備えて修行をしているシーンです。

問題のシーン


『ジュウドウズ』2巻41p参照

斗賀が矢に囲まれています。


『ジュウドウズ』2巻41p参照

矢があって。


『ジュウドウズ』2巻41p参照

矢があって。


『ジュウドウズ』2巻41p参照

なんかのスイッチみたいなのを押します。


『ジュウドウズ』2巻41p参照

斗賀に向かって矢が飛んできます。


『ジュウドウズ』2巻42p参照

危ない!


『ジュウドウズ』2巻42p参照

と、思ったら斗賀は物凄い速さの足払いで矢を全て折ってしまったのです。

という場面です。
どうですか?
「いやいやいやいや」と突っ込みたくなる点がいくつか出てきませんでしたか?
私は出てきました。
以下にまとめます。

ポイント①何この装置


コツコツ作ったんだろうな 『ジュウドウズ』2巻41p参照

まず、大きいところから失礼します。
この装置、何?
いや、部分的には分かりますよ?
多分、素早いものを打ち落とすような訓練が描きたかったんですよね。
で、素早いものといったら矢だったんですよね。
全方位に強いぞということを言うために、矢を円状に並べたんですよね。
その結果、非常に味わい深いコマに仕上がっています。
毎回矢を補充するの効率悪すぎるでしょう。
剣豪とかボクサーとかが使ってる竹を吊るしたギミックをお勧めしたくなります。


こういうのね

ポイント②矢だけのアップってあんま漫画で見ないな


やけに静かな矢 『ジュウドウズ』2巻41p参照

次に、矢のアップです。
なんでしょうね、この違和感は。
矢の「キラーン」で鋭さを表す、漫画的な演出がないからでしょうか。
台に乗ってる矢自体、人生で見た記憶がないので脳が混乱してるのかもしれません。

ポイント③矢のアップの連続


『ジュウドウズ』2巻41p参照

一個でもよく分からなかったものを連続させないでくれ。

ポイント④謎のハイテク


ちょっと得意気 『ジュウドウズ』2巻41p参照

ボタンを押すことで一斉に発射するんですね。
コードらしきものはないし、どこがどう繋がってるんだ。
なんなんだこの技術は。
ボウガンというローテクと、ボタン式というハイテクのギャップで不思議な気分になります。

ポイント⑤バシュオという音


バシュオ 『ジュウドウズ』2巻41p参照

矢が放たれたときの音ですね。
「バッ!」「バシュッ!」辺りならまだ分かります。
バシュオ???
最後のはっきりした「オ」の音はどこから来ているのか。
このせいで矢のスピード感が死んでないですかね。

集中線と文字の感じから言って、勢いや迫力を出したい場面だと思うんです。
だからせめて「バシュオ!」ってビックリマークくらいは付けてもいいんじゃないでしょうか。
決して文句が言いたい訳ではないんですが、どこに謎を感じているか正直に言おうとするとこうなっていしまいますね。

ポイント⑥動作の終わりを書くんだ


『ジュウドウズ』2巻42p参照

足払いをしているところではなく、足払いの終わりを描くんだと驚きました。
無音だし。
目にも留まらぬ速さだってことを言いたいのと、足払いの速さの秘密を隠しておきたいって意図は伝わりますけどね。
円状の配置から発射されたにしては、矢の位置も変な感じがします。
画面手前に一本、奥に一本描くだけで大分違うんじゃないでしょうか。
あとあれだ、折れてる角度が平面的なんですね。
そのせいで折れてる矢の模様の塀を背景に、歩いてるみたいにも見えます。

画面手前に一本、奥に一本足すと多少立体的になります 『ジュウドウズ』2巻42p参照

総括

以上が謎シーンです。
ここまで言っといて何ですけど、ジュウドウズ本当にちゃんと面白いんですよ。
そうですよね斗賀さん?


『ジュウドウズ』2巻42p参照

どういう表情なのそれ。

参考資料

◆『ジュウドウズ 2巻』近藤 信輔 2015 集英社

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